秋の夜長にしっとり聴きたい おすすめクラシック

クラシック音楽

こんにちは、たこいとです✨

処暑を過ぎ、9月になり、最近は朝夕が涼しく感じられることが多くなりましたね。これから季節はどんどんと秋が深まり、夜も長くなってきますね。

虫の音が静かに響く夜。読書のお供にクラシック音楽はいかがでしょうか?今回は、秋の夜長、しっとりと聴ける、クラシック音楽にあまり耳なじみがない方でも聴きやすい曲を、独断と偏見でご紹介いたします。

秋の夜長にしっとり聴きたい おすすめクラシック

クロード・ドビュッシー/月の光

ピアノ曲としてあまりにも有名な『月の光』を生んだのは19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシー。彼は『LA MER(海)』『亜麻色の髪の乙女』の作曲家としても有名です。本人はその表現をとても嫌がったとのことですが、印象派の大家として特に20世紀に誕生するジャズやポップミュージックな多大な影響を与えました。

『月の光』は彼がピアノ独奏曲として作曲した『ベルガマスク組曲』の4曲中、第3曲として作られました。ピアノの音色が好き、という方はイントロを聴いただけでわかるであろうほど有名です。この曲は、ほとんどpp(ピアニッシモ/とても弱く)の指示で作曲されており、終始優しく、甘く、そして切なく書かれています。

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たこいと
たこいと

盲目の若き天才・辻井伸行の名演を聴きながらのお月見。風情がありますね。!

フランツ・リスト/愛の夢

19世紀、ハンガリー王国生まれで主にドイツで活躍したフランツ・リスト。彼は今回ご紹介する『愛の夢』と同じピアノ曲の他、交響曲()、管弦楽曲()、ピアノと管弦楽のための曲を多数作曲しただけでなく、リヒャルト・ワーグナーやベルリオーズ、ベートーヴェン、ヨハン・セヴァスチャン・バッハなどの序曲や交響曲、ピアノ曲の編曲まで多彩に行う人物でした。リスト自身も『ピアノの魔術師』と呼ばれるほどの技能と音楽性を有していたと言われています。

『愛の夢』は三つの夜想曲という3曲から構成されるピアノ曲です。今回ご紹介するのは最も有名な第3曲。この曲も、静かで、ロマンティックで、時に切なく、愛にあふれた楽曲です。

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たこいと
たこいと

フジ子・ヘミングさんの『愛の夢』は、何度聴いても涙腺が緩んでしまいます。ダイナミクスの幅が大きく、演奏の緩急の付け方…まさに大御所の貫禄です。ぜひ聴いてみてくださいね!なお、このCDには先ほどご紹介した『月の光』も収録されており二度おいしいです。

セルゲイ・ラフマニノフ/ピアノコンチェルト第2番

19世紀末から20世紀中頃まで活躍したロシア出身の作曲家・ピアニスト・指揮者、セルゲイ・ラフマニノフが作曲したピアノコンチェルト。最も有名なこのピアノコンチェルト(ピアノ協奏曲)第2番は1901年に完成した、究極といってもいいほど美しくロマンティックでエネルギッシュな作品。この曲はピアノの難曲としても有名で、手の小さなピアニストは演奏に工夫が必要であったりします。

この曲は2000年代にドラマ・映画化されたコミックが原作の作品『のだめカンタービレ』という当時の人気作品内で演奏されたことでも有名となりました。

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ラフマニノフのPコン2番は有名曲故に多数の演奏がありますが、私はこのピアノ演奏/タマーシュ・ヴァーシャーリ、ロンドン交響楽団演奏のものが一番好きです。特に3楽章の最後の盛り上がりが気持ち良くて、ドライブ時にも聴いちゃいます。

グスターヴ・ホルスト/組曲『惑星』より、木星

19世紀末から20世紀中頃に活躍したイギリス出身の作曲家、グスターヴ・ホルスト。吹奏楽をやっている方は『吹奏楽のための第一組曲(通称イチクミ)』『同第二組曲(ニクミ)』でもお馴染みの彼が作曲した、全7楽章からなる大型の管弦楽作品『惑星』。その中でも最も有名なのが第4曲である『木星』です。

近年では、歌手の平原綾香さんが『Jupiter』という名前で発表した曲でも有名。『木星』は冒頭のホルンの優美な演奏から中間部の最も有名な旋律での優雅でおおらかで力強い演奏に受け継がれていく流れが、秋の夜、心に沁みてくるものがあると思います。

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たこいと
たこいと

レヴァイン指揮/シカゴ響演奏のこのCDは、木星もさることながら強烈な力強さの金管楽器群の演奏が聴ける火星の迫力が半端じゃないです。いや、木星準拠でおすすめしろと言われそうですが、一聴の価値ありですよ!!

ちなみに、ですがたこいとは組曲『惑星』の中では金管楽器群の強烈な演奏の『火星』と、今にも消え去りそうで寂しさに満ちた演奏のトロンボーンソロが(ソリかも)ある『土星』が好きです。すみません、トロンボーン吹きなもので(笑)


いかがでしたでしょうか。今回はしっとりと、優しく優美に、ロマンティックな感じの曲を4曲ご紹介させていただきました。

普段あまりクラシックに縁が無いよ、という方もあまり苦無く聴ける耳なじみのいい曲ばかりですので、ぜひ読書や星・月を観る際のお供にしてみてくださいね!

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた、ごきげんよう。

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