Champで楽しんだ後に聴きたい!荘厳で美しいトロンボーンのハーモニーが聴けるオススメクラシック5曲

クラシック音楽

こんにちは、いつもお読みいただきましてありがとうございます。管理人のたこいとです。

突然ですが皆様、最近動画界隈で話題のトロンボーンが主役のゲームをご存知ですか?そのゲームの名は『Trombone Champ(トロンボーンチャンプ)』。パソコン向けゲーム配信サイトSTEAM(スチーム)でのみ提供されているゲームで、そのユニークなゲーム性とちょっと調子の外れた感じのトロンボーンの音色がウケてYouTuberさんやVチューバーさんを中心に大人気となっております。

シュールでいいですね(笑)

以前にもチラとお話しましたが、私たこいとはトロンボーン奏者(アマチュア)です。主にバストロンボーンを吹いています。昨今のコロナ禍で年に数回しか楽器を触る機会がなくなって久しく、寂しいなぁと思っていましたが、こういった形ででもトロンボーンという楽器がフューチャーされて脚光を浴びるのはプレイヤーとしてうれしく思います。

ゲームとしても面白そうですので、機会があれば是非遊んでみたいです。これでも元母校の吹奏楽団団長をやっていたその腕前をゲームでもお見せしたいところですが、その前に実際の楽器をホールで思い切り吹きたい(笑)


さて、本日の本題です。トロンボーンという楽器は本来ハーモニー楽器で、ソロよりもパート単位で美しいハーモニーを奏でることが強みです。本日は、そんなトロンボーンがパートで美しいハーモニーを奏でるクラシックの名曲を5曲お届けいたします。曲の要所で奏でられる美しいハーモニーをお楽しみください。チャンプもいいけどこちらも素晴らしいので是非聞いて見てくださいね!

トロンボーンのハーモニーが楽しめる厳選クラシック5曲

マーラー 交響曲2番(第5楽章)

マーラーは自身の交響曲の中で大掛かりな編成を取り入れた楽曲をいくつか書いていますが、この交響曲第2番も大掛かりな編成の曲です。

この『復活』という副題は、マーラーがクロプシュトックという人物が書いた『復活』という詩に感銘をうけ第5楽章でテキストとして使用したことから付いたようです。

アラン・ギルバート指揮:ニューヨークフィルハーモニー演奏。

この演奏は復活のテーマとして主題を演奏している第5楽章の該当部分です。演奏はニューヨークフィル、私が尊敬しているアレッシ先生がトップを演奏されています。オケ全体がフォルティシモで演奏しても沈まないで浮かんでいるニューヨークフィルのトロンボーンパートには脱帽します。何回もリピートして聴いて元気を貰っている曲です!

ブラームス 交響曲1番(第4楽章)

オケのトロンボーン吹きであればブラームスといえばこの1番の4楽章のコラール!と答えられる方が多いのではないでしょうか。私も市民オケ在籍時代にバストロンボーンでこのコラールを演奏しましたが、やっぱりいいですよね…✨

たこいと号泣の演奏です

こちらは日本での演奏で、小澤征爾指揮、サイトウキネンオーケストラ演奏の動画です。日本人でも海外のオケに引けをとらない演奏が出来ることを身をもって示しているような改心の名演奏です。該当のコラール部分は32:15~となっております。私はこの演奏を娘の寝かしつけをしながら聴いていて号泣しました(笑)

ブラームス 交響曲4番(第4楽章)

ブラームスでコラールといえばこっちのが好き!と言われる方も少なくないと思います。1番はどうしても楽曲全体に重みがあり、あちらのコラールも重みと神々しさのある部分でしたが、こちらのコラールは明るくどこか牧歌的な響きがして癒されます。

この動画ではコラール該当部分をピックアップしてくれています。00:50~からコラールが始まりますので是非聴いてみてくださいね!

ホルスト 組曲『惑星』より、土星

惑星というとどうしても『木星』のイメージが強いですよね。この『土星』は、木星の美しく力強いみずみずしい印象と真逆のような印象の曲です。言わば活力の無い老人のような印象のこの土星ですが、終盤に出てくるトロンボーンのコラール部分から曲調が変わり、最後は力強く終わっていきます。

カラヤン指揮:ベルリンフィル演奏

悲しげなコラールではありますが、曲全体のキーになる部分での演奏であり個人的にとても好きなのでこの5選の中に入れさせていただきました。コラールは29:42~となります。火星や木星だけでなく、たまには土星も聴かれてみてはいかがでしょうか?

チャイコフスキー 交響曲6番 悲愴(第4楽章)

この曲はチャイコフスキーの残した最後の交響曲で、彼自身が最高傑作だとした楽曲です。曲調は重く悲しげで、人生で12回もうつ病になったチャイコフスキーの精神性が現れたものだといわれています。

そうやって書くと何だか聴きづらくなっちゃいますよね💦重く悲しげですが、チャイコフスキー自信が最高傑作といっただけある素晴らしい曲です。

カラヤン指揮:ベルリンフィル演奏。1973年11月25日録音。

トロンボーンのパートとしての見所は第一楽章12:47~からの激しい強奏部分と、第4楽章の最後のコラール部分(42:02~)。特に第4楽章は最後の最後なのでトロンボーン吹きとしては失敗できないところで緊張しちゃいますね💦悲愴は私は演奏したことはありませんが、人生に一度は演奏してみたい曲の一つでもあります。


いかがでしたか?流行りのトロンボーンチャンプを楽しんだら、一息つくときにぜひこれらの名曲も聴いていただけると嬉しいです。またいろんな切り口からクラシックの名曲のご紹介をしていこうと思います、最後までお読みいただきましてありがとうございました。それではまた、ごきげんよう。

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