MINDSET『やればできる!』の研究 読了後レビュー

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こんにちは、たこいとです。

突然ですが、皆様はご自分を含めて、人間とはいくつになっても成長出来るものであるとお考えでしょうか?それとも、ある程度成熟してしまうと、人の成長はそれ以上望めず頭打ちになってしまうとお考えでしょうか?

唐突に小難しい切りだし方をしてしまいましたが、私が今回読み終わった本、キャロル・S・ドゥエック著、今西康子訳で草思社より発行の『MINDSET「やればできる!」の研究』には、この問いから始まる人間の可能性についての研究がぎっしりと詰め込まれていました。

マインドセット、本の写真です

人は生まれてすぐ、生きていくために自分の足で立ち上がり、歩くことを覚え、人とコミュニケーションを取るために言葉を覚えていきます。赤ん坊から幼児へと成長し、そして幼稚園や保育園に通いはじめる頃には自我と言うものがはっきりと芽生えてきます。この過程で、すでに育て方によっては子供は自分のことを「なんでも出来る天才」だと認識してしまう子もいます。それ自体は悪いことでは無いですが、問題はその「なんでも出来る天才の自分」というメッキが剥がれるのを怖れて、挑戦することをあきらめてしまう、あるいは一度の失敗だけで投げ出してしまう。こうなってしまう子も多いです。

でも中には、失敗を怖れず、むしろ失敗したことからひとつでも多くのことを学び次に活かそうとする子も存在してきます。この違いが、心の在り方<MINDSET>が硬直しているかしなやかであるかの違いであるとドゥエック氏は述べています。(心の在り方がこの二種類だけしかないというわけでは無く、分かりやすくするためにこの二種類の比較として本にまとめられています。)

一人の人間として、私は一度の失敗で挫折して逃げるようなことはしたくないと思っており、そういう意味ではいつもしなやかな心の在り方でありたいと考えています。ですがそれ以上に親であり、そして管理職でもある以上、子供に対しても部下に対しても話しかけ方注意の仕方教え方、それぞれひとつ取っても相手の心の在り方を硬直させてしまう可能性があるということがあるというのが、この本を読んでいて一番印象に残りました。

実は私がブログを始めたのは、この本との出会いもきっかけのひとつであったります。仕事が終わったら家に帰って子供の面倒を見て、子供が寝たら束の間ゲームやSNSに興じていただけの自分の人生に、ある程度の納得こそしていても、現状を変えることがなかなかできずにいました。しかしこの本を読んでいくことで自分がより理想とする高みに近づくために出来ることはあるのか真剣に考え、考えた末に自分の人生をより豊かにするために始めた取り組みのひとつがこのブログでした。

心の在り方ひとつで、生き方を狭くも広くも変えられる。どうせなら、広い視野をもって明るく前向きに生きていこう!と思える様になる、素晴らしい本でした。

この本は特にこんな方にオススメです

・何かに挑戦するとき、失敗が怖くて無難に事を済ませてしまう方

・子供のやる気をどうやって育ててあげるか悩んでいる方

・部下やチームのまとめかたに悩んでいる方

以上、MINDSETについての感想とオススメな点について書かせていただきました。最後に今回ご紹介した『MINDSET「やればできる!」の研究』についての楽天市場さんのリンクを貼らせていただきますので、よろしければ是非購読してみてくださいね!

それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。また次回の記事も是非お読みくださいね。ごきげんよう。

マインドセット 「やればできる!」の研究 [ キャロル・S・ドゥエック ]価格:1,870円
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